「東京ディズニーリゾートディズニーキャラクタードールコレクション その4」
この記事で紹介するドール
≪037 東京ディズニーリゾート オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット≫
東京ディズニーリゾートで販売された、キャラクタードール(ぬいぐるみ)のうち、パークで目に留まり、縁あって我が家にやってきたドールを紹介していきます。コレクターの目に留まった品はどんなものなのか?中には希少品もあるかもしれません。
≪037 東京ディズニーリゾート オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット≫
発売年 2015年
価 格 3300円
サイズ 55cm
これは、東京ディズニーシーの「マグダックデパートメントストア」で2015年頃、購入したものです。
本体の素材は、ベロアだと思います。耳、頭、体、腕、足は黒、顔は白をベースに目は黒い刺繍、口は黒い綿、舌は灰色のワッペンが貼付、薄いブルーのパンツを履いています。
尻尾は、アニメで見られるような鶏冠状ではなく、黒い団子状です。
オズワルドは、ミッキーマウスより前に、ディズニーによって発表されたキャラクターですが、所有権や放映権がユニバーサル・ピクチャーズにあったことから、ディズニーから外れていました。
当初は人気のキャラクターでしたが、その後発表されたディズニーの新たなキャラクター「ミッキーマウス」の登場により人気は下がり、1940年代には活躍の場がなくなっていた悲劇のキャラクターです。
2006年にディズニーに返還され、今では東京ディズニーシーのアメリカンウオーターフロントで時々見かけることが出来ます。
「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット:経緯」
「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」(Oswald the Lucky Rabbit、しあわせウサギのオズワルド)は、1927年にウォルト・ディズニーらによって生み出されたウサギのキャラクターです。
1928年に権利がユニバーサル・ピクチャーズの手に渡ったことから、苦境に立たされましたが、その中から、ディズニーは新たなキャラクター「ミッキーマウス」を作りあげ、現在に続く成功を収めていきます。
2006年にオズワルドの諸権利が、ユニバーサルからウォルト・ディズニー・カンパニーに返還され、オズワルドの新たな展開が始まりました。
「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット:ウォルト・ディズニー時代」
1927年にデビュー作となる「トロリー・トラブルズ【Trolley troubles】」を発表しました。
ただしこれは2作目で、1作目の「かわいそうなパパ【poor papa】」は放映されませんでした。
オズワルドはデビューから大きな人気を集め、一躍アニメキャラクターのスターとなって行きます。
このときのオズワルドのデザインは全身が黒く、初期のミッキー(黒目デザイン)の鼻を縮めたような丸顔で、ミッキーの耳を伸ばし足を大きくしたような姿をしています。(手袋や靴は無く、衣装はハーフパンツや片吊りサスペンダー付きのズボンのみ)
その後オズワルドは、ウォルト達の手によって合計26作品が制作されていましたが、その間にもユニバーサル・ピクチャーズと取引金額や所有権について対立することになっていきます。
1928年2月、ウォルトは結婚3周年記念のニューヨーク旅行を兼ねて、配給先ユニバーサル・ピクチャーズに製作費値上げ等、契約交渉に出向きます。
しかし、先方から返されたのは、オズワルド等の版権はすべてチャールズ・ミンツとユニバーサル・ピクチャーズに所有権があるため、勝手な作品作りは認めない、加えて「さらに製作費を下げなければアニメーターを引き抜く」との答えでした。
そして、ユニバーサル・ピクチャーズは秘密裏にディズニーの会社からスタッフの引き抜きを画策し、その引き抜きに多くのスタッフが乗ってしまいました。
これにより、オズワルドは、ディズニーから離れ、ユニバーサルのキャラクターとして活動することになります。