「東京ディズニーリゾートディズニーキャラクタードールコレクション その2」
この記事で紹介するドール
≪035 東京ディズニーシー「プレーン・クレイジー」ミッキーマウス≫
東京ディズニーリゾートで販売された、キャラクタードール(ぬいぐるみ)のうち、パークで目に留まり、縁あって我が家にやってきたドールを紹介していきます。コレクターの目に留まった品はどんなものなのか?中には希少品もあるかもしれません。
≪035 東京ディズニーシー「プレーン・クレイジー」ミッキーマウス≫
発売年 不明
価 格 不明
サイズ 25cm
これは、東京ディズニーシーのショップ「スチームボードミッキー」で2008年頃、購入したものです。詳細が判明したら、記事を更新していきます。
本体の素材は、白と黒のタオル地だと思います。目と口は黒の刺繍で、歯は白のベルベットです。
骨格に針金が入っており、簡単なポーズをとることが出来ます。また、2本の足で自立可能であり、容貌はアニメーションに忠実に表現されています。
「プレーン・クレイジー」でミッキーが「リンドバーグ」の真似をしたシーンを再現しているため、頭はソフトモヒカンで、にやけた顔つきをしています。
本作品を取り上げたぬいぐるみの種類は少なく、さらに、「リンドバーグ」の真似をして、鏡を見てにやけた顔を再現したこのぬいぐるみは、かなり希少だと思います。
また、この「プレーン・クレイジーミッキー」は、最も初期のミッキーの特長を知るうえで、極めて重要なぬいぐるみだと言えます。
初期のミッキーは、靴を履いておらず、手袋もはめていません。目がとても大きく今のミッキーでは額となっている部分は実は白目と目蓋であり、瞳は黒の正円でパイ目ではありません。
高級品ではありませんが、ミッキーの歴史を知るうえで重要なぬいぐるみであり、大切に保管していきたいと思います。
「プレーン・クレイジー」は、1928年5月15日ミッキーマウスの映画としては最初に制作された作品です。
サイレント映画として公開が予定されていましたが、配給会社に相手にされず、公開は先送りになり、1929年3月17日にトーキー映画として公開されました。
この作品は、ミッキーマウスとミニーマウスが初めて登場した作品(デビューは「蒸気船ウィリー」とされる。)であり、「クララベル・カウ」のデビュー作品でもあります。
「プレーン・クレイジー」の内容
チャールズ・リンドバーグに憧れるミッキーマウスは友人たちと飛行機を完成させるが、飛行試験で離陸が出来ず失敗します。
次に、目の前にあった自動車を改造して再び作った飛行機で、ミニーマウスを乗せて離陸を試みますが、助走中に岩に激突してミッキーは飛行機から落下してしまいます。
飛行機は、ミニーを乗せたまま離陸できずに暴走し、牛を巻き込んだり、自動車に激突しそうになりましたが、なんとか飛び乗ったミッキーが離陸させました。
飛行成功を喜び、ミッキーはごほうびのキスを求めますが、ミニーは拒みます。
やんちゃなミッキーは、突然飛行機をでたらめに操縦し怯えるミニーに対して強引にキスをします。
ミニーは激昴し、ミッキーをひっぱたくとパンツのパラシュートで飛行機から脱出してしまいます。
ミッキーはミニーを追ってコクピットを離れたため、飛行機は墜落してしまいます。
ミニーのパンツがパラシュートとなって、2匹は無事着地しますが、墜落した後、ミニーにフラれた上に自分が投げた蹄鉄まで当たったりと、ロクなことがないミッキーでした。
この作品では、ミッキーは現在のようなヒーロー的な存在ではなく、やんちゃで滑稽な若者として描かれています。
ミニーもまた現在のような上品さはなく、「パンツのパラシュート」などはとても庶民的です。
ミッキーもミニーもデビュー時は庶民的な若者だった!!スーパースターの原点を知るうえで需要な作品です。