「番外編 R. ジョン・ライト ディズニーキャラクタードールコレクション(その2)」
この記事で紹介するドール
≪057 R. ジョン・ライト ミニーマウス ディズニーコンベンション≫
アメリカ・ニューヨークの著名なテディベア・ドール作家 R. ジョン・ライト氏は、プーさんやミッキーマウスなどのディズニーキャラクターの作品も手掛けています。
東京ディズニーリゾートと直接関係は無くなりますが、縁があって我が家にやってきた、R. ジョン・ライト氏の作品を紹介して参ります。
上質なウールフェルトとモヘアにこだわり、正確なディテールと丁寧な縫製、色彩豊かで、心地良い触り心地と、重さを感じる、高級感ある逸品ばかりで、コレクターが必ず行き着く伝説の作家だと思います。
≪057 R. ジョン・ライト ミニーマウス ディズニーコンベンション≫
英語名:Minnie Mouse Disney World Japan
発売年 2006年
限 定 イベント限定 100体
価 格 110,250円
サイズ 30cm
2006年に日本で開催された、「第2回ディズニーキャラクター・テディベア&ドールコンベンション」で限定販売された大変貴重なミニーマウスのドールです。
我が家には、2006年4月にやってきました。前年の第1回にも参加しましたので、主催者のBeans様からの案内状が届き、会場の「新宿高島屋」まで出向き購入しました。
このドールは、≪056 サーカス・ミッキー≫の仲間という設定で制作された、クラッシックスタイルのミニーマウスです。
素材は、全身ウールフェルト、鼻はレザー、リボンとスカートもウールフェルト。
リボンとスカートは赤地に白の水玉模様、白いフリルの付いたパンツと黄色いハイヒールを履いています。
手には白い手袋をはめており、指は4本ちゃんと分離しています。
口は赤のペイント、長いまつ毛は黒のペイント、目は楕円形の黒い瞳のみで表現されており、クラッシックな顔立ちです。
さらに、首、両手(肩)、両足(両股)はジョイントで接合、可動し簡単なポーズを取ることが出来ます。
尻尾がありません。
触り心地は、フェルトのサラサラ感がありますが、中味がぎっしりと詰まった「ハードタイプ」で自立しますので、抱いて遊ぶのではなく、飾って眺めるものだと思います。
≪056 サーカス・ミッキー≫の記事でも触れましたが、「サーカス・ミッキー」が劇場作品中に存在したか?今のところ不明です。
「サーカス・ミッキー」と今回の「赤い水玉リボンのミニー」はどのような関係があったのか?出典が気になるところです。
ミッキーとミニーの目の表情、白い手袋をはめている点などから、1929年(手袋をはめる)~1938年(白眼が出来る前)の間のミッキーとミニーがモデルであろう思われます。
ただし、1929年ごろのミニーは、「花の付いた帽子」を被っていますから、この作品のように「リボン」を付けて登場するのはいつの頃か?この辺がポイントであろうと考えます。また、目がパイ目でないことから、カラー化後(1935年以降)の可能性も高いと思います。
いつか時間が出来たら、DVDを見直し、リボンを付け始めた年代を特定したいと思います。
「R.ジョン・ライト工房」
テディベアやドールのコレクターの中でも、伝説となっているR. John Wright氏の工房 「R. JOHN WRIGHT DOLLS, INC」は、アメリカのニューヨーク州で、1976年に創立されました。 テディベア・コレクターの内では、ウィニー・ザ・プーを製作していることで有名になりました。
R.ジョン・ライト氏は、ドール・オブ・ザ・イヤー、ドール・マガジン賞、Jumeauトロフィーなど、世界で最も権威のある数々の賞を受賞しており、今世紀最高の才能を持つドールアーティストとの評価を得ています。
絵本を題材にした名作や、「くまのプーさん」や「ピノキオ」「白雪姫」などのディズニー・キャラクターを数多く制作しています。