「東京ディズニーリゾートディズニーキャラクタードールコレクション その5」
この記事で紹介するドール
≪038 ユニヴァーサルスタジオジャパン オズワルド・ザ・ラッキーラビット≫
東京ディズニーリゾートで販売された、キャラクタードール(ぬいぐるみ)のうち、パークで目に留まり、縁あって我が家にやってきたドールを紹介していきます。コレクターの目に留まった品はどんなものなのか?中には希少品もあるかもしれません。
≪(番外編)038 ユニヴァーサルスタジオジャパン オズワルド・ザ・ラッキーラビット≫
発売年 不明
価 格 不明
サイズ 57cm
「オズワルド」の話は、ディズニーキャラクターを語るうえで欠かせないと思い、2回にわたって記事にしています。
これは、ユニヴァーサルスタジオジャパンで2004年頃、購入したものです。ユニバーサルの版権を持っていた時代にユニヴァーサルスタジオジャパンで売られていた、オズワルドのぬいぐるみ人形です。
標題が、「東京ディズニーリゾートディズニーキャラクタードールコレクション」ですが、これは「ユニヴァーサルスタジオジャパン」のぬいぐるみです。「番外編」ということでお願いします。
本体の素材は、ベロアだと思います。耳、頭、体、腕、足はネイビーブルー、顔は白をベースに目はパイ目の黒い刺繍、口は赤い綿、舌は赤い刺繍、パンツの部分は黄色のベロアで縫製しています。尻尾は、白い鶏冠状をしています。
「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット:ウォルター・ランツ時代」
オズワルドのキャラクターデザインは、変更が加えられ、頭を大きくして頭身が低くし「人間の子どもの立ち姿」のようなスタイルとなりました。
また、黒い楕円だった目には三角の「スリット」が入れられ、パイ目になりました。
さらに、衣装を身につけるようになり、普段の姿も「半ズボン、白手袋、靴」と、ミッキーマウスを意識したかのような姿となります。
1935年以降は、大幅に改変され、ディズニーやアイワークスらが創作したオズワルドのキャラクター造形とは完全に異なる姿に移行しましたが、結局、1943年を最後にオズワルド作品はついえることとなります。
2004年から2005年にかけて、日本では1935年以前のウォルター・ランツ時代のデザイン(カラーはネイビーブルー)のオズワルドが商品化されました。
「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット:ディズニー返還後の展開」
2008年には「ウォルト・ディズニー・トレジャーズ」シリーズのひとつとしてDVD化されました。
2010年のゲームソフト『エピックミッキー~ミッキーマウスと魔法の筆~』に出演、80年というブランクを経て新作出演を果たします。
その作品では、自身の人気を奪ったミッキーマウスを敵視するという、過去の悲劇を踏まえた展開になっています。
恋人のオルテンシアも登場します。
2010年から2012年に開催された、東京ディズニーランドの春季イベント「ディズニー・イースターワンダーランド」にオズワルドをデザインしたフロート車が登場しました。
2014年公開の「アナと雪の女王」と同時上映された、「ミッキーのミニー救出大作戦」に数秒間ながら出演、返還後初のアニメーション作品への登場となりました。
2014年4月2日から2015年3月31日まで、東京ディズニーシーのケープコッドでキャラクターグリーティングを開催し、全世界のディズニー・パークの中で初お目見えとなりました。
ちなみに、エピックミッキーのゲーム中には、ウォルトと手をつなぐミッキーの像をオマージュした、ウォルトと手を繋ぐオズワルドの像が登場します。
これを見たミッキーは、まるで親を取られたように悲しげな顔をあらわにします。
しかし、ウォルトと手を繋ぐオズワルド像は、とても幸せそうな顔をしているのです。
キャラクターファンとしては、これはとても感慨深いことではないでしょうか?
オズワルドもまた、ウォルトの息子の一人なのだから。