「ART / シホのアートギャラリー(その4)」
この記事で紹介する作品
≪Art 008 アクリル画「植樹祭 2008」≫
≪Art 009 アクリル画「風景画 掛川市街 2008」≫
「シホ」は、小学校1年から地元の絵画教室に通い、絵を描いてきました。
マイペースで、コツコツと作業することが肌に合っていたのか、何時間でも飽きずに筆を動かしていました。
現在、シホは作家になることを目指して、美大で修行中です。
彼女の作品を少しでも多くの皆様に観ていただきたく、ブログで紹介していくことにしました。
シホが、画家として成功できるのか?
それを支える家族の気持ちを紹介して参ります。
画家を目指す方とその家族の皆様の参考になれば幸いです。
≪Art 008 アクリル画「植樹祭 2008」≫
この絵は、娘が小学校6年の時の作品です。
草花を形や色にとらわれず、勢いよく自由に描いています。
ここに描かれた花や草木は、もちろん現実のものではありませんが、花の形状は植物図鑑を調べ、自分で形が気に入ったものを取り入れ、画面のいたるところに散りばめています。
草花の色は、自分の使いたい色を使いたいところに配色しつつも、観る人に草花と分かるようにバランスをとっております。
また、植樹祭に参加している子供を沢山描き、画面に奥行きと、祭典のにぎやかさを伝えています。
この絵は、平成20年度国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクールで特選をいただいております。
この頃の彼女の絵は、大好きな花、鳥、樹をモチーフとしつつ、昼や夕方などの光の違いや、光のさす方向をを意識して描こうといています。
さらに、重ね塗りを丹念に行い、色の濃淡による立体的な表現をつけたり、様々な色を大胆に使った表現を楽しんでいることがうかがえます。
子供らしい、自由な発想の絵です。
≪Art 009 アクリル画「風景画 掛川市街 2008」≫
この絵は、娘が小学校6年の時の作品です。
この時期になると、デッサン力が向上し、風景画のような写実的な表現もできるようになってきました。
空想的な作品が多い彼女の絵の中で風景画は希少です。
学校の課題で書いたものですが、彼女の部屋から見た景色を、素直にそのまま描いており、思想や意図は感じません。
この風景が当時の彼女が感じていた「掛川市」なのだと思います。
近所には掛川城などのランドマークもあるのですが・・・。
家族が見ればわかりますが、街中の茶色い「医院」の建物と、その向こうの緑の丘の上に建つ、彼女の通う「掛川市立第一小学校」が描かれています。
本人は形や色を正確に表現しようと苦心しているのですが、ビルの表現が「セザンヌ」的にも見え、森の緑は「印象派」的なのに、日本的な瓦屋根や電線が妙にリアルだったりと、観ていて面白く楽しい作品です。
全体的には印象派でしょうか?(笑)
「掛川市街の絵」は、風景画に挑戦し、2008ジュニア県展で金賞を頂きました。